BLに惹かれる理由
なぜBLを読むのか?
それはね・・・
切れ長で冷たい眼差しの男性が好き。
例えば、こんな感じの男。
ナツメカズキ先生の『NIGHTS BEFORE NIGHT』
極道BLでして、
目付きの悪い男しか出てこない。
ドンピシャでした。
あらすじ
あらすじ
元ヤクザでゲイ向けデリヘル「Rain」のオーナー・春は、
一条組組長の息子である雪鷹を自宅で預かり、
謹慎させることになる。
暴力沙汰を起こす問題児の雪鷹は、
春の想い人で今は亡きヤクザ・一条時雨の腹違いの弟だった。
時雨の死に囚われながら不眠を患う春は、
性格は真逆だが、時雨と似た相貌の雪鷹に心惹かれる……。
眠れぬ夜の終わり、哀しき男たちの愛と救済を描く、
えー、サクッとまとめると
死んでしまったヤクザの恋人を忘れられない男が
11年後、弟(またヤクザ)と愛し合う話です。
登場人物
受:『春』デリヘルオーナー
元ヤクザ。
今は男娼を派遣するデリヘルオーナー。
ただいま34歳。
醒めててクールな男に見えるけど、
ふとしたときにみせる表情が・・・色っぽい。
昔の恋人(時雨)の夢を見た後で
目を覚まして、弟と間違えるシーン。
こんな眼差しで呼ばれたら・・・。
腹違いの兄・時雨のイロだったと知り、
「兄貴とできてたのか?」
問い詰めた時の哀しそうな顔。
うつむして「愛してた・・・」
そんなこと言われたら
抱きしめたくなるじゃん。
11年前、時雨のイロだった頃の春。
今よりもロン毛で、美少年っぽかった。
23歳でした。
とにかく時雨が好きでたまらない春だった。
切なくて哀しくて。
このBLの魅力は・・・・
春の色気を堪能して欲しい。
攻:雪鷹 一条組組長の息子
春のかつての恋人、時雨の腹違いの弟。
一条組組長の息子のくせに、喧嘩ばかりして
生傷が絶えない。
腹筋に大きな傷。
黒い数珠みたいなネックレスと入れ墨がトレードマーク。
性格はひねくれているようで、中身は素直な大型犬タイプ。
春が亡き兄の恋人と知り、
反発しながらも春に惹かれていく。
今は亡き「時雨」雪鷹の兄ちゃん
雪鷹の腹違いの兄。
とにかくいい男なんですよ。
春の一目惚れから始まる恋。
いつも煙草吸ってます。
ボコボコに殴られた後も煙草です。
一条組組長の息子なのに、庶子のためか
汚れ仕事をやらされ、責任をとって指を詰めることに・・・。
破門後も春と関係を続けていたが、
ヤクザと縁を切ろうとして命を落とす。
それが11年前だった・・・・。
ベッドシーンの色気がすごい
ナツメカズキ先生の描くエロシーン、めちゃくちゃ好きです。
筋肉質のカラダが美しい。
男らしいエロシーンです。
兄・時雨×春
後の別離を予感させるような叙情的な布団シーン。
桜の花びらが舞ってます。
春は入れ墨が入ってますが、時雨の背中は綺麗です。
時雨が亡くなる前に、別れを予感させるシーン。
春のさみしそうな眼差し。
ナツメカズキ先生のエロシーンって、
過剰なあえぎ声や汁気は排除されてて、色っぽい。
グッときます。
弟・雪鷹×春
春に心惹かれた「雪鷹」がぐいぐい春に迫る。
頑なに拒む春にまた心つかまれる。
気持ちは通じあっても、なかなか結ばれない。
最後の方でやっと結ばれるときに、
照れる春がまたかわゆす。
雪鷹&春、2人とも入れ墨あり。
ここにはさわりしか載せないけれど、
この2人のベッドシーンはエロい!
筋肉質なカラダがエロい!
絡みがエロい!
ぜひ読んでいただきたい
ちなみに・・・あの部分の修正はこんな最小限でいいの?って感じ。
修正の基準、どうなってるんだろう。
おまけ
ちなみに『NIGHTS BEFORE NIGHT』は
『MODS』のスピンオフでした。
春が経営するデリヘル「Rain」の男娼「シロ」の哀しい物語です。
わたしは『MODS』を先に読みましたが、
『NIGHTS BEFORE NIGHT』の方がドンピシャ好みでした。
『NIGHTS ~』を単独で読んでも、充分味わえます。
個人的には、『NIGHTS ~』→『MODS』の順番で読むと
味わい深い気がする。